
「逆算が大事なのは分かってる。でも…なぜかできない。」
そんな風に感じたこと、ある人も多いんじゃないかと思う。
第1話では、「逆算ってそんなに難しくないよ!」って話をした。
でも実際にやろうとすると、なぜかうまく進まない人がたくさんいる。
今回は、その原因を「ありがちな3つの罠」に絞って解説してみる。
「自分、ここにハマってるかも…」と気づけたら、それが突破口になるはず。
ゴールがふわっとしすぎている
まず1つ目の罠がこれ。
「やりたいことはあるんだけど…なんかぼんやりしてる」
たとえば、
- いつか海外移住したい
- そのうち独立したい
- お金に余裕がある生活をしたい
全部「願望」としては素晴らしいけど、これだと逆算ができない。
なぜなら、“いつまでに”“どのくらい”という【数字と期限】が入ってないから。
逆算って、ある意味「数学の問題」みたいなもの。
「ゴール」が具体的でないと、「今やるべきこと」も割り出せないんよね。
たとえば、「3年後に海外移住するために、毎月10万円のストック収入を作る」って決めたら、
- 今月は1万円作る
- そのために何を始める?
みたいに行動が生まれる。
でも、ゴールが“夢”のままだと、何も始まらない。
これはめちゃくちゃ多い罠。
スタート地点を直視できてない
逆算思考で大事なのは「ゴール」だけじゃなく、「今どこにいるか」も把握すること。
でもここを避けちゃう人、めっちゃ多い。
- 自分の現状を見るのが怖い
- 通帳や家計簿を開けない
- スキル不足を痛感したくない
そんな気持ちはすごく分かる。
でも、今の地点を見ないと「逆算」は成り立たない。
たとえば、地図アプリで目的地を入れても、自分の現在地が間違ってたら道順が出ないのと同じ。
「今の自分の英語力はどれくらいか」
「今の収入と支出はどうなってるか」
「今の生活スタイルで使える時間はどれだけあるか」
ちょっと勇気はいるけど、ここを直視できると一気に逆算しやすくなる。
全部を“完璧に”やろうとする
最後の罠はこれ。
「逆算思考=完璧な計画を作ること」だと思ってるパターン。
これ、実はめっちゃ逆効果。
逆算って、ざっくりでも全然OKなんよね。
むしろ、「とりあえずこの1ヶ月はこれやってみよう」くらいの方が動き出しやすい。
でも逆算できない人ほど、
- 完璧なロードマップが書けないとスタートできない
- 1つでも予定が狂うと全部が崩れた気がする
- 何もかも順調に進まないと自分を責めてしまう
こうなりがち。
でも現実は、どんな計画もだいたいズレる。
だから「ズレ前提」で、柔軟に修正していく設計が大事。
そもそも逆算の目的は、「最初の一歩を決めること」。
完璧な地図を描くことじゃない。
「期限と数字」が、人生を動かすスイッチになる
ここまで読んで、
「うわ、自分めっちゃ当てはまってる…」って思った人もいるかもしれない。
でも大丈夫。これは“誰でもハマる”罠。
だからこそ、ここに気づけると強い。
逆算って、才能じゃなく「やり方」。
そして、そのスタート地点にあるのが、**「数字と期限を決めること」**なんよね。
「年収いくらを、いつまでに実現するか」
「生活費をいくらに抑えると、あと何ヶ月暮らせるか」
「あと5ヶ月で移住資金をいくら貯めたいか」
こうやって“数字と期限”を入れると、頭が一気に“具体的な行動モード”に切り替わる。
だから次回は、この「お金」にフォーカスして、逆算思考の中でも超大事なスキルである、
**「お金に“納期”をつける」**という考え方を深掘りしていく。
「数字」と「期限」が決まると、人生は動き出す。
次回もお楽しみに!

