
当時通っていた塾や小学校からは、同志社中学に進学する子はゼロ。
つまり、完全に友達ゼロからのスタート。
とはいえ、小学校時代に3回も転校していた僕にとっては、
「また一からか〜」くらいの感覚でいた気がする。
部活→挫折→メダルゲーム沼
中学では野球部に入ったけど、半年もたずに退部。
その後、テニス部に転部し、そのまま高校でもテニス部を継続した。
でも、この高校のテニス部がなかなかの体育会系で、理不尽な指導や厳しい上下関係も多かった。
僕は早々に反発するようになり、特に最高学年になった頃には、
自由奔放な部活スタイルになっていた。
そんな中、ハマったのが――
カラオケと、ラウンドワンのメダルゲーム。
特に「馬を育成してレースに出す競馬型のメダルゲーム」に狂ったようにハマり、
なんと**月間1位を取る馬(獲得賞金6,210枚)**を作り出すほどやりこんでいた。
ゲーセンが教えてくれた“資本主義”と“逆算思考”
この馬育成ゲームをやりながら、僕は2つの“人生の本質”を学ぶことになる。
- 元手が多ければ多いほど勝ちやすい(=資本主義)
- どのレースに出すかを見据え、コツコツ馬を育てる(=逆算と継続)
もちろん当時はそんな難しい言葉なんて知らず、ただただ、
「もっとメダル欲しいわ〜」
「もっと時間あれば馬育てられるのに〜」
って思ってただけ。
でも今振り返ると、この“感覚”こそが、後のビジネス思考の土台になっていたような気がしてる。
「あかん、このままじゃマジで終わる」と思った高3の冬
中高6年間、正直ほとんど勉強してこなかった。
“ビリ”ってほどではなかったものの、かろうじて大学へ推薦で入学できたレベルだったと思う。
得意だったのは日本史・世界史・地理あたりで、この辺りは通知表も10段階中8〜10。
逆に、数学・物理・化学・英語とかは壊滅的で、特に物理は0点を取ったこともあったし、
英語に至っては**10段階評価で「2」**をつけられたことすらあった。
確か「1」取ったら大学の推薦資格がもらえないとかの話も聞いてたから(真実かどうかは不明)、
ほんとギリギリのラインで高校生活をやりすごしていた笑
そんな僕が、
「さすがになんか始めないと、そろそろヤバいんちゃう?」
と思い始めたのが、高校3年の冬。
大学の授業ガイダンスで紹介されていた「簿記3級講座」に、
なんとなく友達と一緒に申し込んでみた。
そしたら意外にもおもしろかった。
多分、お金に関して興味があったんだと思う笑
久しぶりにそこそこ勉強して、高校在学中に簿記3級に合格。
この経験が、後の大学時代に公認会計士を目指すキッカケとなり、
資格の学校「大原」へ通うことになる。
あとがき的な一言
学校の勉強もせず、メダルゲームに熱中して、
「何が学べるねん!」ってツッコミもあるかもしれんけど笑
この“遠回り”にも、ちゃんと意味はあったと思ってる。
ゲーセンで学んだ「資本」と「逆算」の感覚が、
僕の人生の“はじめの一歩”になったと、今ではマジで思ってる。


