
ここまでで、デイリーガントチャートのメリットや習慣化のコツを話してきた。
いよいよ今回のテーマは、
「どれくらい細かくドット(●)を置けばいいのか?」
って話。
これ、シンプルそうに見えてめちゃくちゃ奥が深い。
細かくしすぎると面倒で続かないし、
逆にざっくりしすぎると何をやればいいか迷子になる。
僕もいろいろ試してきたから、
今日はその経験からわかったちょうどいい「細かさ」について話そうと思う。
細かすぎると、予定を作るだけで疲れる
最初にありがちなのがこれ。
やる気に満ち溢れて、ガントチャートをめちゃくちゃ細かく書き込む。
例えば、
- 記事のタイトルを決める
- 見出しを作る
- 導入文を書く
- 本文1,000文字書く
- まとめを書く
- アイキャッチ作成
- 投稿予約
みたいに、1つの記事を書くにも7個も8個もタスクを作っちゃう。
これ一見、
「ちゃんと計画立ててる感」
があって気持ちいいんだけど、やってみるとすぐにわかる。
予定を立てるだけでめちゃくちゃエネルギー使うし、
それを毎日チェックして●を動かすのも地味に大変。
僕も昔、これを何度かやったんだけど、1週間もすると
「今日もこんなに細かく動かさなきゃいけないのか…」
って嫌になって、シートを開くのすら面倒になる。
そして結局、開かなくなったら終わり。
ざっくりしすぎると、いざ動くときに困る
逆に、最初は気軽に始めようと思って
「今日はブログを書く!」
「明日は資料を作る!」
みたいに超ざっくりした書き方にした時期もあった。
これなら予定を立てるのも簡単だし、パッと見で気持ちもラク。
でもいざその日になると、
「え、今日のブログって何書くんやっけ?」
「あれ、この資料って何をまとめるんやったっけ?」
ってなる。
そこでまた頭を使って思い出したり考えたりするから、
結局そこでエネルギーを消耗してしまう。
頭がフル稼働すると、疲れ果ててスマホ触ったりして、
作業に入るのがどんどん遅れる。
これじゃあガントチャートを使う意味が薄くなる。
目安は「今日やることが一瞬でわかる単位」
じゃあ、どうするのがベストか?
僕がいろいろ試した結果の答えは、
「その日チャートを見たときに、一瞬で作業に入れるレベル」
がちょうどいい。
例えば、
- 1日で1記事仕上げるなら「記事Aを書く●」
- 余裕がなさそうなら「記事Aのタイトルと見出しを決める●」
- 資料作成も「資料Bの骨子を作る●」
って感じ。
とにかく、その日シートを見た瞬間に
「なるほど、今日はこれをここまでやればOKね」
って、頭をほぼ使わずにスタートできるか。
これがめちゃくちゃ大事。
逆にそこで、
「ん、これは何やればいいんやっけ?」
って考え込むようなら、細かさを見直す合図。
もっと細かく分けるか、逆にもう少し大きな単位にまとめるか調整してみる。
次回は「バッファ」の話
こうやって、
- 細かくしすぎると疲れるし
- ざっくりしすぎると迷子になる
だから「一瞬で何やるか分かる単位」でドットを置くのが一番ラク。
そして実はこれ、もっと大事なテーマに繋がってくる。
どれだけうまくタスクを割っても、予定なんて絶対ズレる。
ブログが思ったより書けなかったり、
急に別の仕事が入ったり、家のことで丸一日潰れたり。
そんな時に心折れずに済む仕掛けが、次回話す
「バッファ(余白)」
このバッファをちゃんと取れるかどうかで、
デイリーガントチャートが長続きするかが決まる。
次はそこをじっくり話してみようと思う。


